まなゲーらんど管理者の池田です。こんにちは。
大人になったり、親になったりすると、若者や子どもたちに何かと
「世の中を甘く見てはいけない」というようなことを言ってしまいます。
しかし、少なくとも「勉強」については、どうも甘く見ておいてもらうほうが良さそうです。
大変、難しい、苦しい、などというイメージをもっているよりも、
楽勝、ちょろい、楽しい、などのイメージを持っているほうが、
取り組めるか否かという点でも、実際の学習効果という点でも成果があがるからです。
もちろん、甘く見ているせいで「後回し」になる傾向を生じてしまう危険もありますが、
それはまた別途対策するべきでしょう。
子どもたちの行く末を心配するあまり、つい我々親はネガティブな言葉で子どもたちを「脅し」てしまいがちですが、
それがいい結果をもたらすことは、まぁありません。
(短期的に成果をあげさえすれば後は知らないというなら話は別ですが)
実際「やっておかないと後で困る」などというのは、勉強が苦手な子、嫌いな子ほど
強く持っているイメージのようです。このイメージがさらに彼ら彼女らを勉強から遠ざけ、
その傾向を強めさせているであろうことは容易に推測できることです。
現実に「難しい」単元などであっても、例えば「難しい」よりも「手ごわい」の方が行動やチャレンジを促すイメージでしょう。
取り組んでいるとき、実は「難しい」と感じていても、攻略したときは「楽勝♪」と言っておく。
こういう態度が、勉強を組み伏せ、支配することのできる心を育ててくれるのです。
たかが「学力」と引き換えに、大切な子どもたちを勉強様の「奴隷」にしてしまうことのないよう気をつけたいものです。